手動リバランスは避けられるなら避けたい
eMAXIS slim 全世界株式が登場しましたね。
ETFでの運用ではなく、信託報酬は0.15336%になります。正直文句のつけようがない…という印象です。
どのくらい純資産残高が伸びるのかはわかりませんが、あと半年ないしは1年くらい経過観察をしてみようと考えています。
今回は、手動リバランスの話です。
自分は現在、先進国株式、国内株式、新興国株式を各eMAXIS slimのファンドで積立しています。
基本的な運用方針は、毎月インデックスファンドを積立し、12月に年一回のリバランスを行う予定でしたがこの、eMAXIS slim全世界株式が登場した関係でその必要はないのではと考え始めました。
1年間運用をしていれば、目標のアセットアロケーションから多少なりとも誤差が生じます。これを適正な比率に戻すのがリバランスになる訳ですが、追加積立によるリバランス(ノーセルリバランス)と売却によるリバランスがあります。
運用資産が多少なりとも膨らんでくると追加投資での適正比率へと調整してくるのが難しくなります。資産の売却によるリバランスが必要になってくる訳です。
そうすると利益が出ている資産クラスを適正値まで売却し、出ていない資産クラスに追加投資をすることになります。
リターンがマイナスの資産クラスをリバランスという名目であえて購入させることが将来のリターンの源泉になる訳ですが、現実的に中々難しいのではないかと考えます。
現在で言えば全体的に下げている中、特に新興国株式クラスに積極的に投資をするということです。
インデックス投資ではアセットアロケーションの90%が運用成績を決める訳ですが、先進国株式が最も下落率が低く、リターンが高い中で、新興国株式を購入できますでしょうか。
自分はなかなかの心理的負担だと感じます。
当初の予定を変更して先進国株式の比率を都合が良いように変更したりするのがオチです。
できればそのような判断の機会自体を自分から奪って置くことが必要かもしれないと考え始めました。
全ての資産クラスが右肩上がりの時はすんなりできていたことが、下落相場になるとできなくなる…なるほど、ありそうですね。
自分は折を見て3ファンドの積立ではなく、全世界株式1本の運用にすることで心の平穏を確保していこうかと考えています。