新型?分配型投信
NIKKEI STYLEを覗いてみるとこんな記事がありました。
分配型投信は根強い人気があるのだなぁと思い知らされます。
記事中には、元本を割り込んでもかまわないと70代の男性が言っているそうですが、ちょっと自分にはわからない世界です。
この「野村ターゲットインカムファンド」は運用残高が500億円を超える(500億円と言うとニッセイ外株の半分、eMAXIS Slim先進国株式の倍くらいです)ファンドです。
モーニングスターでチェックしてみると、基準価額、純資産残高とともに下がり続けています。コスト面でも信託報酬1.00%、為替ヘッジを行い、FOFsでの運用となっているので、コストかかりまくりです。分配時で課税もされるため、最終的には信託報酬のような見えるコスト、FOF sの見えないコストプラス分配時の課税で3%を超えるリターンを常に出さないと損してしまいます。感覚的に常に6%以上でしょうか。預金で持っていて定額で引き出している方が最終的に損しないんじゃないかと思ってしまうほどです。
結局、新型とありますが毎月では無くなっただけで、資産形成に向いていない点は以前そのままです。
同じ投資信託で運用していても年齢が違うとこんなにも見ている景色が違うのかとなんとも言えない気持ちになります。
それだけ、毎月のインカムがあるというのは精神的に落ち着くということなのでしょうね…それか営業マンが優秀なのでしょうか。
自分はこのくらいの年齢70歳になったら、投資の判断などできない(本人はいいと思っていても見当違いだとか)と考えていますので、積んできた投資信託を定率解約するか、どこかのタイミングで高配当ETF・高配当株に切り替え、配当金で年金の補填をすることになるでしょう。
どちらにせよ、65歳で定年を迎えてから始めた資産運用というのは失敗になりやすいのだと思います。
うちの親父・お袋が退職金が支払われて、つい始めてしまわなければいいのですが。