楽天バンガードシリーズの実質コスト
楽天バンガードシリーズの実質コスト
楽天バンガードシリーズの運用報告書が公開され、実質コストがわかるようになりました。
実質コストが高い!という声。ETFが、マザーファンドの割には安いのでは?という声の両方があるようです。
初年度決算は期間が1年間ではないので変則決算のようです。
不足の期間分を加味した実質コストをブロガーの皆さんが掲載しています。
楽天VT 0.502%
楽天VTI 0.311%
楽天VWO 0.601%
楽天VYM 0.467%
楽天バンガードシリーズのうち楽天VTIを子どものジュニアNISAで運用していますが、実質コストは許容範囲内だと考えています。
(楽天VWOは0.6%台なのでちょっと高い印象)
とはいえ、明記してあるコスト(信託報酬)の2倍のコストが実際はかかっていると捉えるとちょっと…という気持ちです。
そして、eMAXIS Slimの実質コストと比べて割高感は否めないです。
米国ETFを経由することによる3重課税コストはファンドの構造的な問題ですので、実質コストにおいてはeMAXIS Slimが有利で、逆転は不可と推測されます。
通常であれば、実質コストが高い商品は事前リサーチで避けることができますが、楽天バンガードシリーズも含め、つみたてNISAの開始と合わせて多くのファンドが登場し、実質コストがわからない状態のままのスタートになりました。
どのファンドに投資をしても、低コストで運用できますが少しでも低いコストを選択すべきだと思うので、実質コストが高い傾向が今後も続くのであれば、一考の余地はあると思います。
資産形成のベースはやっぱり入金額
投資をはじめて2年ほど経ちますが、やっぱり入金額がモノを言うというのが最近の感想です。
誰かと投資の成績を競ったりする訳では全くありませんが、毎月の支出をできる限り少なくして、より多くの資金をリスク資産につぎ込んだ方が資産形成のためにはいいです。
毎月1万円投資をする人は30年経っても雀の涙ほどしか増えませんが、5万円を投資する人、10万円を投資する人、複利で増えるペースが劇的に違います。
しっかり仕事をして、しっかり節約する。
収入が極端に多くなくてもいいので、支出の割合が低い状態に抑えておきたいです。
毎月10万円のペースで投資ができれば、また違う景色が見えると思うんですが…家族持ちの中小企業サラリーマンには投資に捻出できる資金額という面でなかなかつらいものがありますね(笑)