【投資雑記】slim全世界株式の構成国に中国がない...?
全世界株式に一括で投資できる投資信託で有力なものを挙げるすれば、
「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
の2つが有力な候補になると思います。
個人的に好きなのもこの2つのファンドです。
他には「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」が全世界株式の投資信託として挙げられます。
その中で私が積立しているのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
純資産残高やネームバリューは楽天VTに劣りますが、現物運用による低コスト、信託報酬の引き下げが魅力的です。
それぞれ「全世界株式」とありますが、構成国の比率が若干ファンド毎に異なっています。
「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」
すべて2019年1月の月報から抜粋したものになります。
全てファンドに言えることは50%超がアメリカが占めていて、2番目に日本、3番目にイギリスとなっている点で、この3国で約65%の比率を占めています。
楽天VTの中身はバンガード社のVTなので、連動する指数は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドも同様にFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する運用がなされています。
同じインデックスのはずなのに若干構成国の比率が違うのが興味深いです。
一方、この中で毛色が違うのがeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」になります。連動する指数はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)になっています。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の構成国がおかしい気がする?
昨日、レポートを眺めていて気がつきました。
あれ?中国がない...。
調べてもまだわかっていないのですが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が連動しているMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)は中国株を3%ほど含んだ指数になっているはずなのですが、最新の月次レポートを確認しても、組入上位に中国の名前が見当たりません。
これはレポートのミスなのでしょうか?ミスではなく、もし、中国が含まれていないのなら国際分散投資できないので積立する商品を変更しなければいけません。
もう少し調べてみる次第です。
2019月3月7日追記
中国株はケイマン諸島と区分されていると、KenzさんとMateさんから教えて頂きました。ありがとうございます。
これはテンセントやアリババがケイマン諸島で登記されていることによるためとの事です。
積立する側としては、登記場所分類だとよくわからなくなってしまうので国別で表示が助かります。
多国籍企業になるとこうした分類も実態と合わないということが起こり得るというということですね。勉強になりました。