【投資雑記】三菱UFJ国際投信がネット直販「mattoco(マットコ)」開始。
私がお世話になっている「eMAXIS Slimシリーズ」を出している、三菱UFJ国際投信が、3月1日からネット直販「mattoco(マットコ)」の提供を開始しました。
mattocoのコンセプトは「みんなの未来を広げる投資」です。
mattocoでは、投資の目的(短期留学、子どもの学資、旅行、老後など)に応じ、つみたて期間や積立金額によって、目的を満たす可能性が相応にあると判断されるファンドを複数表示する「mattocoチョイス」というロボアドバイザー機能を提供。また、目標達成までどのくらい近づいてきたかという達成率が一目でわかる「目的コレクション」を提供する。
※ニコニコニュースより
この中でも、特に強調されているのが「子どもの学費」です。
ちょうど私の世代くらいに対してのアプローチと言えます。
スマートフォンでも手軽に投資信託の取引ができるサービス「mattoco(マットコ)」では、主に子育て世代を対象に、お子さまの未来を広げる「学資投資」をご提案します。お子さまの将来の夢を資金面で諦めないために、投資信託を活用した長期・分散・つみたて投資により、お子さまの夢を応援します。
お客さまには、実現したい投資目的(「育児・教育」「趣味・娯楽」「生活」)に応じた目標金額と、つみたて期間または月々のつみたて金額を設定するだけで、対象ファンド毎につみたて投資した場合のシミュレーション結果が表示される「mattoco チョイス」をご用意しています。
※プレスリリースより
以下はニュースやホームページを見た私なりの感想です。
子どもの学費を投資で用意することについて
私自身ジュニアNISAに児童手当を突っ込んでいるので偉そうなことは言えないのですが、学費を投資でまかなうと言う発想は危険です。なぜなら必要な時に元本を割ってしまっているかもしれないからです。私はそういう時は、投信の取り崩しはせず素直に預貯金から払い出すと決めています。
「学資投資」と言ってしまうと必ず用意できるような印象を持ってしまうと思います。
「ごめん、投資でミスって大学諦めて...」ってことも起こるリスクがあるということは頭に入れて置くべきです。
「mattoco チョイス」について
「mattoco チョイス」という(目標金額)別にシミュレーションする機能を利用できます。例えば、子供の学費のため◯◯万円というカテゴリーを選び、積立期間や積立金額を入力するとラインナップされているファンドごとのシミュレーションが表示されるというものです。
これも学資投資と同じで使う期間に目標額に達しているという保証はありません。
リターンを先に考えることから少し誤解を与えそうな印象がありました。
ファンドラインナップについて
・eMAXIS slim シリーズから各アセット11本
・eMAXIS 最適化バランスから5本
・これぞ、日本株(アクティブ)
合計17本のラインナップです。
低コストの投資信託が中心になっています。
ツィッターを眺めると直販なのに信託報酬が一緒だとか、ターゲットイヤーファンドがないとか言われているようです。確かに人生のあるステージで使うお金を用意しましょうと言っているのにターゲットイヤーファンドがないのは不思議ですね。
月5000円からの積立設定になっています。
mattoco (マットコ)の感想
現時点ではあまりいい印象は受けませんでした。
理由は受益者にとって直販にするメリットがよくわからなかったからです。
この内容なら別にmattocoを利用しなくても事が足りてしまいます。
直販系の投資家リターンが優れているというデータを最近目にしましたが、それはきめ細かいサービスや説明で運用会社が顧客をつかみ続けているから、売買手数料や課税によるロスが少なくなり、結果としてリターンが向上したことが大きいと私は考えています。
このmattocoには長期的に顧客を掴み続ける何かが現時点で足りないと思ってしまいます。
昨日、始まったばかりなのでこれからに期待しておこうと思います。