ひねおのコツコツ投資日記

30代会社員のコツコツ投資日記です。

保育園に受かりたくない問題。仕事と育児の両立で思う事。

保育園に受かりたくない

ビジネスインサイダーで次の記事を読みました。

「保育園落ちてもいい」親たち。待機児童の一方で「不承諾通知」歓迎と内定辞退続出の訳 | BUSINESS INSIDER JAPAN

この季節になると必ず話題になる待機児童問題です。

「日本死ね」で有名になった待機児童問題ですが、あえて認可保育園に落ちたい!という人が増えているようです。

 我が家もこの4月から子どもを保育園に預けます。

幸いにも家から近い、認可保育園に受かりましたが、これからの生活はなかなか大変になりそうです。

記事中で述べられている保育園に落ちたいポイントは2つです。

1つは、申込後の就労条件が変更できないこと。

もう1つは、家事、育児に加え、仕事という負担が増えることです。

当たり前ですが、保育園に入れるのはその必要がある家庭の子どもです。

そのため、申込時に調査票を記入するのですが、家族形態、就労の状況、面倒を見てくれる人まで事細かに書かねばなりません。

必然的に保育園に預けたい家庭は、保育園に入る必要性を強調するので、勤務時間を本心と反して多めに書くことになります。

本心では、「週2〜3日のんびり働きたいな〜」だとしても、週5日のフルタイム勤務です!と記載し、大変さをアピールして入園を勝ち取る訳です。

そして、フルタイムで仕事を始めた後は、苛酷な生活が待っています。

職場の理解があって、定時で上がれる状況だとしても、保育園までのお迎え、食材の買い出し、夕飯、お風呂、寝かしつけとイベントが盛りだくさんです。

実質、朝の6時(起床)から夜の9時近くまでノンストップ休憩ほぼ無しのブラック企業です。

保育園に預けることで大変さが増すのであれは、保育園に受からない方がいいと考えるのは当然ですね。

協力したくてもなかなか難しい

父親の協力を得難い労働環境もそれに拍車をかけています。

自分の経験談ですが、勤務先の人事部に子どもの送り迎えのために、フレックス勤務がないのならば遅刻や早退を頻繁に行っても、業務に差し支えなければ問題ないかと聞いてみました。

回答は、就労時間を守ることが前提条件にあるのだから、育児を前提に勤務時間を調整する考え方はおかしいでした。 

歩み寄るスタンスが微塵もないことに、流石に、イラっときました(笑)

育児休暇も制度はあるけれど、男性で取得した実績はなし。

というか、ギリギリの人員だから休むためには派遣さんを雇う必要があって、引き継ぎしなきゃいけない。めんどくさい。

そして、「おいおい、男性の育児休暇なんて…」とまったく受けがよくありませんでした。

みんな本当はゆる〜く働きたいけど…

こんな理由から待機児童が多数出る一方、申込者の中には、不承諾通知が欲しい人が一定数いるという摩訶不思議な状況が発生しています。

本当は、時間的にも、金銭的にも余裕があるように働くことができれば、この問題は発生しないんでしょうが、現実は厳しいと思います。

なぜなら、勤務時間を比較的フレキシブルに変えられるのはマックジョブに就く人達だからです。

厳しい競争に勝ち残って行くためには、コストダウンが必須ですから、必然的に低賃金になります。

一方、高収入を求めれば、余裕のある勤務時間を確保することができず、家事育児に支障をきたします。

我が家でできることは、必ず定時で帰る日を作ってお風呂に入れたり、ルンバや食洗機で家事負担を減らすことぐらいでしょうか…

サザエさんの時代は、女性の社会進出がなされていないので一概に良し悪しは決めれませんが、家族の役割がはっきりしていて、それはそれでアリだなと思った次第です(笑)