人事の担当者がアクティブファンドを勧めまくってる件
うちの会社は企業型の確定拠出年金を導入しています。
決して多くはありませんが、基本的なラインナップが揃っています。
・定期預金
・保険(よくわかりません・・・)
・国内株式インデックスファンド(TOPIX)
・外国株式インデックスファンド(MSCI コクサイ)
・国内債券インデックスファンド(NOMURA-BPI総合)
・外国債権インデックスファンド(シティ世界国債インデックス)
・国内株式アクティブファンド ×2
この、国内株式アクティブファンドが曲者です。
このうちの一つのアクティブファンドを人事の担当者が気に行っています。
その方のアセットアロケーションはわかりませんが、リターンがいい!といっています。
そのアクティブファンドは自分から見れば、信託報酬がべらぼうに高く、内容も複雑、ファンドオブファンズ形式で・・・というファンドです。確かに、分散されている分値動きが株式のみのファンドに比べて安定しているのは事実ですが。。
長期投資をするのに、手数料が高いことは致命的です。
それに、リターンがいいと言うからTOPIXと比べて見ました。結果は、アクティブファンドの惨敗でした。市場が盛況なので、基準価格が上昇しているから、リターンがきちんと出ているように見えるだけで、実際は1/6以下のコストのインデックスファンドの方がよいリターンを叩きだしているという無残な結果でした。
個々の職場で事情はわかりませんが、自分の職場では、信託銀行の資料を用いながら、その人事の方が説明をします。ひと通りの基本的なことは教えますが、必ずと言ってもいいほどあの質問を受けています。
「どれを買ったら儲かるの?」
すると人事の方は、リバランスがめんどくさいからこのバランスファンドがいい!リターンが高いからこのアクティブファンドがいいと思うよ!と勧めるんですよね。
実際にはTOPIXに投資している方が遥かに儲かるのに…。リターンが高い、低いは個人差があるので信用してはダメです。バランスファンドを勧めるのは賛成です。
確定拠出年金は、つみたてNISA meet upでもコメントがありましたが、多くの方にとっての投資との出会いの場になっています。(自分も実際そうです)やっぱり、その時にダメな商品に出会い、買ってしまい、損をしてしまうとそれが口コミで伝わり、 「投資は危険、ギャンブル」 と言った世間のイメージになってしまうのだと思います。
とりあえず、TOPIXとの比較データを見せることでアクティブファンド推しをやめて貰います 笑
これも草の根活動ですね。