ひねおのコツコツ投資日記

30代会社員のコツコツ投資日記です。

赤字なのに社員旅行!?会社に少し幻滅。

今回は「社員旅行」について書いてみたいと思います。

「社員旅行」きっとこの単語を聞くのも嫌な人が中にはいるはず。

かく言う自分も好きか嫌いかで答えろと言われたら「嫌い」と答えます。

老若男女・上下関係入り混じった中で行われるこのイベントは、まったく畑違いでかつ利害関係のある人と円滑にコミュニケーションするという高度な能力を必要としますし、遅くまで飲むのに朝は時間厳守。超絶団体行動。精神的にも・体力的にもかなりの負担を強いられるというものです。

そして我が社でも社員旅行が今年も実施される予定です。

 

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(産労総合研究所 社員旅行の実施率推移より)

そもそも、社員旅行ってどのくらい行われているのでしょうか。

少し古い資料ですが、2014年に産労総合研究所が行った社内イベント・社員旅行等に関する調査でデータが示されています。母数が122社(しかも産労総合研究所の会員2000社から締め切りまでに回答があったもののみ)という少ないデータなのですが、それによると約半数の企業が社員旅行を実施しているということです。

減少傾向が続いていると思うので、3~4割くらいかな?という印象です。

一方、行きたくないという割合は、キャリコネニュースのアンケートによると65%に上ります。経験上、おっさんになればなるほど社員旅行の参加率が上がるので割り引いて考えて約半分(大雑把www)の人が行きたくないと考えているのではないでしょうか。

生の声としては、同僚の女性に社員旅行に行きたいか、行きたくないか聞いたところ「行きたくないけど、行かざるを得ない」と言う答えが返ってきました。

どうして行きたくないのかと聞いてみると、「酔っぱらったおじさんが沢山いる場に行くこと自体に抵抗がある」という回答。

なるほど、女性は御酌をさせられたり、いやらしい目で見られたりありそうですね。

 

自分の立場としては、社員旅行は「時間と金の無駄」と決めつけることはしませんが、「自己負担」は廃止してほしいと考えています。この自己負担は「たとえ黒でも、上のものが白といえば白になる」を体現しているようで好きになれません。お前らがしたいからやるんだぞ。の免罪符に見えます。全額負担で福利厚生だということをはっきりさせるべきです。

ちなみに自分は今年の社員旅行は見送りました。

なぜかというと、勤務先の経営状況が芳しくなく上期が赤字で下期の見通しも厳しく、必然的に来年度の昇給・賞与などにも影響が出てきます。

そんな中でも社員旅行に多額の費用をかけるということはどうなのか?投資に対する見合いはあるのか?そもそもそれは投資なのか?という静かな抗議をしているつもりです。

やらなかったからと言って不満ってまずでないと思います。

お金がないんだからやらなければいいのに何とも不思議な意思決定がされるものです。(きっと誰か上役の人がやりたいと言っているか、毎年やってるから…が理由だと思います)

パァーッとお酒のお金に使ってしまうより、IT設備に投資した方が、仕事も楽になるし、生産性も上がるしでいいことばかりなんですけどね。。