ひねおのコツコツ投資日記

30代会社員のコツコツ投資日記です。

eMAXIS Neo【宇宙開発・ロボット・遺伝子工学】はAI運用のインデックスファンド

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eMAXISシリーズからeMAXIS Neoという新しいシリーズ出ています。

現在、3ファンドが出ていますが、全てテーマ型の投資信託になります。

「宇宙開発」、「ロボット」、「遺伝子工学」という3つのこれから伸びるであろう第4次産業革命分野に対し、AIで運用を行う革新的なファンドです。

この3つのファンドはkensho社のインデックスと連動します。

kensho社は聞きなれませんが、ビックデータと機械学習による市場分析サービスを行なっている米国企業です。

eMAXIS Neo 宇宙開発はkensho space index と連動

eMAXIS Neo ロボットはkensho robotics index と連動

eMAXIS Neo 遺伝子工学はkensho genetic engineering indexと連動しています。

 

信託報酬は0.72%税抜になります。

 

記憶に新しいNEXT FANGインデックスの信託報酬が0.705%税抜きなので、テーマ型投資信託の信託報酬というのはこのくらいの水準のようですね。

(インデックスと最近名前がついているのが多いですが中身はアクティブファンド…)

 

kensho space index は 2016年6月27日に設定された指数です。

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指数設定日から上昇を続けています。

指数設定日以前はバックテストの数値によるものです。

以下が組み入れ上位10位になります。

Symbol Company Weight
AJRD Aerojet Rocketdyne Holdings 5.09%
TDY Teledyne Technologies Incorporated 4.85%
CACI CACI International Inc 4.68%
EGL Engility Holdings 4.60%
UTX United Technologies Corporation 4.34%
HEI HEICO Corporation 4.30%
MRCY Mercury Systems 4.14%
HRS Harris Corporation 4.09%
HXL Hexcel Corporation 4.05%
BA The Boeing Company 3.99%

続いて、kensho robotics indexです。

宇宙産業もそうですが、現在ロボット技術市場は約250億円、2026年には5倍になると言われています。

成長市場に大きく賭けるというのがこのファンド群のコンセプトですね。

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指数設定日は宇宙産業と同日です。以下が組み入れ上位10位になります。

Symbol Company Weight
TRXC TransEnterix 6.54%
IRBT iRobot Corporation 5.18%
OMCL Omnicell 5.03%
JBT John Bean Technologies Corporation 4.64%
TER Teradyne 4.26%
ISRG Intuitive Surgical 4.18%
AXDX Accelerate Diagnostics 4.06%
GMED Globus Medical 3.86%
LECO Lincoln Electric Holdings 3.82%
BRKS Brooks Automation 3.79%

 続いて、kensho genetic engineering indexです。指数設定日は2016年9月1日です。

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組み入れ上位10は以下の通りです。

Symbol Company Weight
SLDB Solid Biosciences Inc. 3.83%
MNK Mallinckrodt Public Limited Company 3.43%
SRPT Sarepta Therapeutics 3.25%
RGNX Regenxbio Inc. 3.08%
XNCR Xencor 2.82%
MDCO The Medicines Company 2.79%
FATE Fate Therapeutics 2.76%
GILD Gilead Sciences 2.66%
CDXS Codexis 2.63%
QURE uniQure N.V. 2.61%

 

この3つのファンドは純資産総額3億円からのスタートです。

テーマ型のファンドですが、信託期限は無期限で設定がされていました。

個人的な感想ですが、おそらくどのファンドを購入してもリターンは見込めそうです。

信託報酬が0.72%と若干高めに設定されていますが、AIが運用するアクティブファンドととらえれば普通に許容できる水準かと思われます。

私が疑問な点はこういったテーマ型ファンドは誰に需要があるのだろうか?という点です。

市場規模がこれから大きくなるとわかっている分野に投資をすればリターンを得ることができることはわかります。

ただ、1つの成長市場がどのような状況にさらされていて、どういったリスクがあって、今後の展望はどうなるというのがわからないと多額の資金を投じることはできないと思います。

つまり、ある特定の成長市場がなぜ成長しているのかをきちんとリサーチして確信を得ることができないと投資するには怖すぎます。(少なくとも自分はそうです)

そのリサーチをきちんと行ってきた方は、テーマ型投信を選ばずに、リサーチした知識を元に個別株に投資をします。

そのため、誰に需要があるのかわからないと言わせていただきました。

ひとつ思いつくのは、十分にリサーチもしてこの成長分野に投資したいけれど、同じ分野内で分散もしておきたい…というところでしょうか。

投資する場合には、純資産残高の集まり具合に注意が必要かもしれません。