スマートスピーカーAmazon echoから見るシェア獲得の方法
この間のプライムデーでスマートスピーカーの「echo dot」を購入しました。
購入価格は2,980円です。
ですが、8月1日からタイムセールということで、3,240円での販売が継続されるようです。
アマゾンは当初紹介制でしか販売していなかったスマートスピーカーを一般販売しはじめ、現在は通常価格からすると破格で売り出しています。
全世界的なシェアではAmazonが首位、Googleがそれを追いかける形となっていますが、日本国内では逆転しています。販売が早かったGoogleをAmazonが追いかける形となっています。
タイムセールによる値引き販売の継続は、国内シェア拡大への強い意志です。
Amazonがスマートスピーカーを熱心に売るのには理由があります。
ひとつめは、デバイスを販売すること自体で収益を上げること。
ふたつめは、家庭に普及すれば音声注文により、eコマース事業が強化できること。
(webサイトより、スマートフォン(アプリ)経由での注文が多いです。人は楽な方に流れて行くのですね。)
みっつめは、スキル開発を通じてサードパーティー業者を集め、その業者がAWSの有料契約を使用することによるクラウド事業の強化をすること。
Amazon含めハイテク企業はその技術力もさることながらビジネスモデルが優れていると感じます。
特に、サードパーティー業者を集めるやり方はは、Amazonだけではなく、サードパーティー側にも利益があります。
この圧倒的な利便性と、こちらが得られる利益を考えるとAmazonがつくる経済圏に頼って生活するということは賢い選択です。
プライム会員は加入しないことが愚かで、馬鹿馬鹿しい選択だと顧客から思われるようなサービスを目指していて、北米ではその価値は約400ドルとも言われています。
今回の決算も好調なAmazonはとどまることを知りません。
というよりはジェフベゾスが経営権を握っている限りは止まらないと思います。
というわけで、ワンタップバイでAmazonを購入してみようかと考えています。
FANGの中でも別格…ビジネスモデルを調べていくとその発想に畏怖さえ覚えます。