建設業経理士1級に合格しました!
建設業経理士1級に受かりました
建設業経理士というマイナー資格があります。
あれです、日商簿記の下位互換な資格です。
勤め先が建設業のため、資格取得を目指してきましたが、やっと取得することができました。
科目は3科目あり、いっぺんに受けても、個別に受けてもかまいません。
合格した科目の有効期限は、5年間だったため、一科目ずつのんびり受けて今年で受かりました。
建設業経理士1級はほぼパターンで出題される
建設業経理士の試験はほぼパターンで出題されます。
最後に受験したのは、「財務分析」という科目で、ほぼ暗記科目でした。
1問目は理論の記述問題、2問目は理論の穴埋め問題、3問目はBSの数値の推定、4問目はCVP分析、5問目は実際の、PL、BSから流動比率など分析指標を求める&記述の穴埋め問題とパターン化されています。
この試験は、上期・下期と年に2回実施されます。自分は、上期落ちて、下期で合格するというペースできたので、偉そうなことは言えませんが、パターン化さえきちんと抑えれば、もっと早く合格できたと思います。
つまり、計算問題は過去問はきちんと解けるようにしておけば大丈夫で、記述に関しては過去問丸暗記&出題されていない単元の予習で乗り切る事ができます。
①テキストを最低2回は読み込む
②過去問を徹底的に解けるようにしておく
③記述問題を予想し、文字で書けるように練習しておく
これで誰でも攻略できます。
スラスラ解けるようになっていれば、時間が足りなくなることはありませんでした。のんびり解いても余程つまずかなければ時間に余裕があります。
あ!これ進研ゼミでやったやつだ!というレベルではありません。これ、今朝、問題見てきたなというレベルです。
ちゃんとやっていればなー…試験代無駄にしてきたなー…_:(´ཀ`」 ∠):
取得のメリット
取得するメリットは主に2つあります。
①信用が増して、転職等に有利になること
②経審で保有者がいると企業のプラスの点になるので、評価が上がったり、手当が出ること
資格を持っているということはやはり信用力です。
特に日本では、資格至上主義みたいな風潮さえありますよね。
ただし、断言できますが、自分が勤めるような中小企業の実務レベルでは1級レベルの知識は必要がありません。好きでない方は日商2級さえあれば、問題ないでしょう。
自分は、簿記が好きなので、ステップアップのために日商1級を狙っていこうと思います。
簿記の知識も必要だけど経理にもっと必要なものは?
それは、ITスキルと管理会計の能力です。もっと具体的に言えば、効率的に集計したり、分析したりできるエクセル等のソフトを駆使できる能力。経営成績を高める手助けをするため、有効な指標を策定して実際に利益に貢献していく能力です。
企業は営利組織なので、よりコストが安い代替手段があれば、そちらを採用するのが当然です。財務会計はまさにその代替される分野になります。電子帳票の時代なのにわざわざ、手書きの帳簿で作ることはしませんよね?電卓があるのに算盤を使ったりしませんよね?全く同じ事です。そして、そこに全力で自己投資するのはある意味危険と言えます。残念ながらその分野にはあまり旨味がありません。
例えば経理は、費用を計上する際はどの勘定科目を使うか、会計処理は適切か判断しながら処理します。領収書ないしは、請求書等の情報を会計帳簿に移す際の変換器の役割を担っています。読み取って→理解・判断して→インプットするという作業です。理解・判断というプロセスが高度なため代替されていない分野でしたが、間も無くAIにとって代わられようとしています。
特にGoogleの推定機能は段違いなので、本気になれば、勘定科目、会計処理をビックデータから自動で推定することなど容易いでしょう。間違えも非常に少なくなります。証憑をカメラで撮影すれば、もう決算書が出来上がっている!そんな時代が今にも来そうです。
そんなシステムが安価で導入できれば、経理職の半数は失業です。
安心して生き残れる道を残しておくことが目標
この経理職の暗い未来に巻き込まれないように、収入の分散化を目論んでいますが、それを定期収入にできるほどではありません。
これからも本業での収入がメインであり、生活収入であり続けます。なので、これが無くなるor価値が低くなるのは非常に困ります。人生行き詰まってしまいます。
会社と共倒れしないように、会計・簿記にプラスαの価値がどうしても必要だとひしひし感じています。来年はこのプラスαを身につけることが目標になりそうです。
ともあれ、受かってよかった!!