ひねおのコツコツ投資日記

30代会社員のコツコツ投資日記です。

大東建託の退去費用はいくらになったのか!?  1LDKに大人二人で住んだ場合

5年間住んだ大東建託を退去しました

子どもが大きくなってきたので、部屋が手狭になり、5年間慣れ親しんだ大東建託を退去することにしました。

気になったことは、退去費用で一体いくら取られるのか!?のただ1点のみ。

何と言ってもこの会社黒い噂ばかりですから…「無能な2代目大家への正義の撤鎚(富の分配)」とか「人間破壊経営」とかとんでもない物騒なワードが聞こえてきます。

ネットの情報は鵜呑みにはできませんが、ある程度参考にはなります。

という訳で、他の方の参考になるかと思い、実費を掲載しようと思った次第です。

※1歳児の子どもがいますが、住んでいる期間も1年未満ですし、ほとんど寝てばかりで動かない時間が多かったので「大人二人~」としました。

 退去の際の諸条件

 退去費用でお金が多く取られてしまうのは、壊してしまったり、汚してしまったりすることで原状回復費用がかさんでしまうからです。なので、当たり前ですが住んでいる人によって退去費用は異なります。そのため、自分達が退去した時の、部屋の状態を記しておきます。

 

床の状態

椅子を引き摺ったり、子どもが手押し車を押して付けた小さな細かい傷がある

家電製品

備え付けのエアコンや換気扇など ⇒ 故障なし

壁紙

経年変化による、日焼け、汚れあり、家具運搬時にぶつけた小さい剥がれあり

 

通常使用を超えて大きく傷つけてしまったということはありませんでした。タバコは吸っていませんし、ペットは飼っておりません。

 

退去手続きの流れと注意点

 退去手続きの実際の流れは、最寄りの営業所に電話をするだけです。

テレフォンオペレーター(事務の女性?)が対応してくれます。

退去日は契約条件によりますが、自分の場合は連絡より最短1ヶ月後でした。

この1ヶ月後と言うのが、思いの他厳格で早めて貰うことは一切できませんでした。

また、退去日は基本的に平日から選択させられます。土日も無理なわけではないそうですが、これは担当者との直接的な調整になるそうです。

 退去日になり、指定の時間に部屋に行くと営業車が待っていました。10分前に事前連絡がくるとかはありませんでした。そして、名刺を渡され立ち会いです。

 実際の立ち会いは非常にスムーズに終わりました。以下に、担当者がどんなところを確認していたかを列挙します。

 

①家電の状態(エアコン、換気扇、暖房便座)

②タバコ、ペットの有無のヒアリング

③壁紙の状態(日焼け、剥がれ)

④床の状態(傷)

⑤クローゼットの扉の状態

⑥風呂場のカビの状態

⑤ベランダの物干し竿を掛ける金具

 

と、いったところでしょうか。マスキングテープをペタペタ貼っていき、チェックされます。

 

退去費用

担当者によるチェックが終わった後に退去費用の精算に入ります。

はじめに言ってしまうと自分は最低料金しかかかりませんでした。全てが経年劣化の範囲内とのことです。

 

①キッチン防熱版  4,100円

②ルームクリーニング 33,000円

③エアコンクリーニング 5,000円

④処分費 421円

消費税   3,401円

合計    45,922円

 

これが1LDKの最低料金になります。

①は、綺麗、汚いに関わらず交換になります。②は、部屋の大きさ毎に料金が変わります。入居時の契約書に記載がされているのでチェックです。③は、1台あたりの価格です。これも必ず必要な費用になります。④は、古いパッキンなどの処分費です。産業廃棄物に該当するそうで、劣化具合で判断がされます。

家賃は基本的に前払いのため、敷金で精算した残額+家賃が戻ってきました。

立ち会いから約10日後に指定口座に支払いされます。基本は家賃の引き落とし口座への返金ですが、その場で任意の変更もできました。

立ち会い開始から、精算手続き終了まで約20分かかりました。

 

 担当者の愚痴を聞く

 精算が終わると担当者の方が、スムーズに精算ができてよかったと、言ってくれました。

聞けばトラブルはかなり多いらしく、向こうとしても気が楽だったのだと思います。

喫煙者やペットを飼っている人にトラブルが多い

通常使用の範囲外になるので、敷金や前払い家賃で相殺しきれないケースが発生します。特に喫煙は臭いが染み付くので、壁紙の全張り替えになります。エアコンなどの家電がヤニで黄ばんだ場合、そのまま貸出せなくなるのでこれも交換の対象になります。

ペットがいる(無断で飼育している)場合も、壁紙以外のドアや柱を傷つけてしまう事が多いです。この交換や補修も高額になります。

立ち会いのその場で価格交渉になり揉めることもありますし、一旦、同意を取り付けても支払いがされず、内容証明で催告したり、そんな事が多発しているそうです。

ゼロゼロ物件は、安価なため、入居者を確保しやすいですが、同時に入居者の質も下がるのでしょうか…

やはり、借りたものはきれいに使うのが一番ですね。

 

まとめ

思っていたより、退去費用がかからず、ひと安心しました。もっとえげつない暴利を貪り尽くされると思っていたのですがそんなことはないですね!担当者の方も物腰が丁寧でいい方でした。

退去費用がかからないコツはやはりきれいに使う事に尽きると思います。今住んでいる物件は築年数が20年くらいのRCマンションなので、多少粗末に使ってもどうでもいいや(失礼!)と考えていましたが、考えを改めます。

貸主は、不動産という資産を貸すことで定期的なインカムゲインを得る。借りる方は、ポートフォリオが不動産に集中するのを防ぎ、かつ、様々な制約やリスクから解放される。WINWINの関係なので、これからも続く賃貸生活を節度を持って過ごしていきたいものです。