会社とはビジネスライクに付き合って行きたい
投資をはじめてから意識が変わったことがあります。それは、会社とはビジネスライクに付き合って行きたいということです。
急に仕事の話になるのですが、日本は生産性が低いと言われています。算出方法で変わったりするのでしょうが、感覚的に概ねその通りだなと思います。
日本的な経営というのがありますが、自分はそこに非効率さの元凶があると考えています。
つきあい残業という言葉がありますが、それが最たるものです。個々人の役割が明確に定められていないため起こる現象なのでしょう。
自分の勤務先もこの日本的な経営風土が蔓延しています。
この間も、全社的な会議があったのですが、その準備をする部署の人がたった1人で土日出勤して準備したということが美談のように語られました。会社のみんなのためにここまでできるのはすごいことだといった、そんな具合です。
自分もすごいなーと思って聞いていたのですが、ちょっと待てよと。
確かにしっかり準備をすることはあまり前ながら凄いと思いますが、1人で準備をすることになってしまった、その現象自体がおかしいです。そして、起きてしまったことに対して対処した人が褒められるという構図もおかしい。
なんで、こんなことが起こってしまったかというと、役割が決まっていないからなんですね。役割を割り振る人、指揮を取る、進捗状況が適切か管理する人がいない状態でした。
マネジメント不足です。
本来なら、人手不足であればその部門の責任者が、他部署の責任者に掛け合って応援をしてもらうなりが正しい対処法です。
みんな自分の仕事で一生懸命なので、他部署の進捗状況の把握などできません。
なのに、歩み寄りだとか、助け合いだとか美しい言葉でマネジメント不足の責任をうやむやにすべきではありません。ただの苦労自慢の話です。そして、それを手伝わなかった人が悪いかのように語ることに幻滅しました。
この理屈だと気づいた人は、ずっと仕事をすることになります。責任も曖昧で、業務がパッケージされないため、引き継ぎも上手くいかず、さらなる残業をもって解決することになります。
ですが、次の一言はなんと「時間生産性を考えて行動しよう」でした。え?ですよね…
で、最初のビジネスライクな付き合いをしたいという話になるわけです。
会社員としての自分を4つの財布のうちのひとつであることを意識するとこういった矛盾も、どうでもよくなります。
まだ、4つ揃えることはできていませんが、コツコツ頑張って行きたいと思います。