「正しくてシンプルな運用法の基本構造」
少し前のコラムなのですが、楽天証券の山崎さんが、ホンネの資産運用法セミナーで「正しくてシンプルな運用法の基本構造」を解説しています。
「ファンドオブファンズ」をめぐる考察の中に、この基本構造が掲載されております。
自分の資産配分もこれを大いに参考にさせていただいております。
自分は山崎さんの書く文章が好きです。
金融関係者とは思えないほど、個人投資家の目線に立って説明してくれます。
この方は、歯に衣着せぬ物言いですが、トラブルになったりしないのでしょうか。
好きなだけに心配です。
コラムの中の「ファンドオブファンズ」は置いておくことにして、運用方法をシンプルにするということに非常に共感が持てました。
自分はサラリーマンで日中は会社勤め、休日は家事に子育てと、個人的に時間を使っている時は独身時代と違って激減しました。
そんなときに、自分の資産管理がシンプルだと余計な手間をかけずに済みます。
自分は正直、サラリーマンながら相場に張り付いている人のバイタリティを尊敬します。
紹介されているのはいつもの(と言っては失礼。)リスク資産50%、無リスク資産50%。リスク資産の内訳は外国株式インデックスファンド60%、国内株式インデックスファンド40%です。
このアセットアロケーションは水瀬ケンイチさんとの共著「ほったらかし投資術」でも「超簡単お金の運用術」でも紹介されています。ですが、皆何かしらのアレンジを加えて、この通りの資産配分をされる方はまだ見たことがないのですが…
コラムの中で大事なポイントとしてあげられているのが以下の3点です。
何よりも、運用は人任せにするのではなく、
- (1)自分が分かっている投資対象を、
- (2)自分で組み合わせて、
- (3)投資金額を自分で決める、
そうするとやはり理解しやすいよう、コントロールしやすいよう資産管理はシンプルにしておくのがベストなんでしょう。
なんにしてもシンプルというのは強いですよね。自分はシンプル=行動力だと思っています。ごちゃごちゃ考えることが少ないから、早く、継続的に行動することができます。インデックス投資は継続が最大のキモなので、「シンプル」を常に心の片隅に置いておくことにします。