つみたて投資の宗教としての一側面
インデックスファンドでのつみたて投資は宗教か?
最近そんなことを考える事が多いです。
結論から言うと半分はそうだと思っています。
つみたて投資をしたら、実際に20年後、30年後の証券口座の画面には結構な含み益が表示されているはず。。
これは、過去の実績や期待リターンからわかることでもあるけれど、とにかく自分はそうなると強く思っています。
つみたて投資の宗教としての一側面
急になんでこんなことを考え始めたのかというと、最近、ランニングと筋トレを始めたことに関係があります。
ランニングはマラソン大会に誘われたため。筋トレは夏に海に行きたいから締まった身体にしておきたいためなのだけれど、思わぬ副作用があってうれしくなりました。
運動をすると、なんとなく心にあったモヤモヤがどこかに行ってしまっている…
このモヤモヤはまた会社に出勤すると心にこびりつくものであるけれど、また走ったり、筋トレしたりすればどこかに行ってしまう。
そんなことを続けていると、割り切った考え方ができるようになってきました。
会社と意見が違う時の対処法 - こつこつインデックス投資で資産形成
以前書いた記事は、要するに会社と意見が異なってもそれは自分のビジネスではないんだから気にするな、といった趣旨になっています。
小さい事をうじうじと考えてしまう自分からしたら、コントロールできない事は仕方がないと割り切って考えられるようになってきているのはよい変化です。
いや、思えば運動部に所属していた中学生まではすごく楽観的で悲観的なことを言わない子供だった。運動しなくなってから今の自分が出来上がっていった気がする…
とにかく、運動をすることによって前向きな考え方をしやすくなったというのはひとつの事実です。
で、つみたて投資にも同じことが言えます。
つみたて投資をすると人生を前向きに考えられるようになるんです。
どうして、前向きに考えられるのかを自問自答して掘り下げていくと、お金がある=そこそこ幸せにはなれるという方程式が見えてきます。
お金がある事は何が起こるかわからない人生の中で絶対的な安心材料になっていて、それはある種の万能感に繋がっています。
インデックスファンドのつみたて投資は中長期的な運用の中で、今の成績が振るわなくても、それは口数を多く購入できるというプラス材料であるし、株式投資は長期的に見れば基本的にはプラスサムのゲームで…
だから、株価が上がっても、下がっても比較的前向きに考えることできます。
これがまだ見ない将来の経済状況に対する楽観的な見通しの根底にあるものじゃないのかなと。
それに将来少なくない資産を持つことができることも他者と差別化された自分に自信を与えてくれます。つみたてする=将来金持ちなれる=安心できる=中毒性=もっとつみたてたい!といった図式になっているんじゃないかと思う(笑)
もう1つは、地味で退屈な方法は良い結果を生むということを私たちが感覚的に理解をしているという事。
筋トレやランニングからもわかる通り、これらは1日2日で劇的に改善することは不可能。
朝起きていきなりマッチョになっていたり、次の日にフルマラソンを完走できるということはないです。
けれども続ければ結果がついてきて、変化をもたらすことは誰もが知っている。
つみたて投資はすぐに結果は出ないし、ひとたび暴落に会えば、市場リスクを全て引き受けることになるけれど、毎月の資金入金をすることで着実に進んでいるという実感を伴うことができるのだと思う。
ここまで言ってしまうと、必ず、確実に儲かる保証はない!と言う人が出てくるだろうけど。
とにかく、つみたて投資を継続できている理由に、宗教的な側面があって、それに助けられている人は多いのでないかなと思う。
つみたての神様、将来の自分を金持ちにして下さい。すごく期待しています。どうか、よろしくお願いします。