会社員生活においても「敗者のゲーム」を目指したい
敗者のゲーム
「敗者のゲーム」はリチャード・エリス氏の著書でインデックス投資のバイブルと言われています。
最新版の第6版を購入し、時間がある時に読んでいます。
書いてあることは実に利にかなっていて、インデックスファンドによる投資方法をコア戦略として採用するのは、投資に時間を割くことができないサラリーマンの立場からするとベターな選択だ思っています。
この負けない投資というのが、「敗者のゲーム」のキモになります。テニスの試合に例えて本書では、紹介されていますね。
インデックスはかの有名なウォーレンバフェット氏をはじめとした、投資のプロ達の総合的な判断の結果です。
成長国のインデックスに投資をし続けることは、特出したリターンを得ることはできないかもしれませんが、大負けすることもありません。
常に市場に居続けることそれが最も大切だと本書は述べています。
敗者のゲーム=負けない
仕事において負けないとはなんでしょう?
優秀な評価を得ることでしょうか。同世代の誰よりも出世することでしょうか。
それも一理あると思います。
人よりいいパフォーマンスをすることは大切なことです。
ですが、平凡な会社員にとって仕事で負けないというのは、仕事をきちんと時間通りに終わらせ、上司や取引先の期待値を満たすことです。
過労死するほど働いてしまうことは論外です。
自分は仕事において負けないということは、なすべきこと・すべきことをきちんとやり遂げた上で、心身ともに健康であり、働き続けることだと思います。
もちろん、残業は極力しないで。
でもこれって結構ハードルが高いかもしれません。
インデックス投資と同じで淡々と実行していたら、ほとんどの人より成果を出しているってことがあるかもしれません。
どうせなら好きなことを頑張りたい
自分の上司は凄い残業します。
毎日21時、22時は当たり前になっていて、凄くがんばっています。
ですが、あまりにもこなすタスクが多すぎてパンクしています。
忘れ去られたタスクもあり、総合的に見ればタスクの半分くらいをなんとか片付けている印象です。そんな上司に言われました。
「経理部長を目指してがんばってね。」
期待してくれるのは嬉しいですが、
イヤです。そんなに残業する部長ならなりたくないです。
まぁ、自分の器でなれるとは微塵も思ってないんですが。。
若者の出世欲がないと聞きますが、なんかわかります。だってこの人みたいになりたくないですもん。社会人としての責務とか、そんな言葉を支えにして、歯を食いしばって、何を得ているのかよくわかりません。
自分だったら、残業もそこそこに切り上げて、子どもと遊んだり、飲みにいったりしたいし、ブログも書きたいし、本も読みたいし、家事も手伝いたいです。
そういうのを全部我慢してまで、会社に全力投球するってどうなんでしょう。それは人の価値観なのかな。
どうせなら、好きなことにエネルギーを使いたいです。
こんなに頑張って身体を壊してしまったり、精神的に追い詰められるよりも、仕事はやるべきことを拘らないで手短に終わらせる方がいいです。キャパが超えそうだったら、見栄を張らずに、他の人に振ればいいです。
それと基本的に事務職はマイナスカウントのゲームですから、背伸びをしすぎて達成できるかわからない高い目標を提示してやる気アピールするよりも、きちんとできること(できそうなこと)をきちんとやりきる方が失敗が少なくて、まぁ、つまらないですが最終的には高評価に繋がります。
サラリーマンは、人生ではなく、自分のビジネスです。ビジネスなので、どう稼ぐのが効率的で安定的なのかをきちんと考えて行動する。
そんなやり方がベターでいいのかなと考えています。