高配当戦略にはHDVを採用
高配当戦略を実践できるETFとして、有名なものがバンガード社のVYMとブラックロック社のHDVが挙げられます。
両者に関する比較は頻繁に記事になっています。同じ米国高配当ETFのカテゴリーですが、 銘柄数も違いますし、セクター比率も違っています。2つ購入するのはあまり意味がないと思いますので、自分が実践したい戦略に適している法を購入したいと思います。
そして、自分はシーゲル先生の推奨PFに近づけるためにブラックロック社のHDVを選択しました。
自分がHDVを選択した理由
リターン補完戦略は主に4つのカテゴリーに別れています。
・高配当戦略
・グローバル戦略
・セクター戦略
・バリュー戦略
HDVを購入すれば高配当戦略とセクター戦略をを兼ねることができます。
株式投資の未来で推奨されているセクターは、石油(エネルギー)、ヘルスケア、生活必需品です。HDVの構成比率もこの3セクターが上位3セクターです。
VYMの方が構成銘柄数が多く、分散がされています。また、金融セクター、テクノロジーセクターの比率が高いので、相場が好調な時はHDVよりリターンは良くなるとのこと。
実際の比較チャートはこちらです。
やはり、直近の上昇相場では置いてきぼりを食らっています。ですが、HDVの購入目的は、下落時のプロテクターとしての役割です。
HDVはどんなETFなのか
名 称 :iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF
運用会社 :ブラックロック
インデックス :モーニングスター配当フォーカス指数
分配金利回り :3.45%
経費率 :0.08%
標準偏差 :8.98%
銘柄数 :74
組入上位10銘柄
ティッカー | 銘柄名 | アセットクラス | 保有比率(%) |
XOM | EXXON MOBIL CORP | 株式 | 8.28 |
T | AT&T INC | 株式 | 7.14 |
JNJ | JOHNSON & JOHNSON | 株式 | 5.79 |
VZ | VERIZON COMMUNICATIONS INC | 株式 | 5.59 |
CVX | CHEVRON CORP | 株式 | 5.21 |
GE | GENERAL ELECTRIC | 株式 | 5.13 |
PFE | PFIZER INC | 株式 | 5.04 |
PG | PROCTER & GAMBLE | 株式 | 4.37 |
PM | PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC | 株式 | 3.94 |
CSCO | CISCO SYSTEMS INC | 株式 |
3.64 |
個別銘柄に疎い自分でもほとんどの名前を知っています。わからなかったのはシェブロンくらいでしょうか。大型のバリュー株ばかりです。
株式投資をしていない人でもこれらの銘柄群の半数以上は知っていると思います。米国の競争力は非常に強いですね。自分達の身の回りの製品・サービスが米国企業に置き換わっているのを日に日に感じています。
資産構成
生活必需品、エネルギー、ヘルスケアが上位を占めています。この3セクターは高配当でかつ投資家の期待値が低いとして「株式投資の未来」で推奨されています。
ただし、やみくもにこのセクターを追いかければいいわけではないと思います。
シーゲル先生がおっしゃっているのを自分流に解釈すると、高配当でかつ、市場が評価していないため株価が割安になっており、かつ長期的に投資ができる銘柄に対して配当再投資を実行すれば市場平均をアウトパフォームする可能性が高いということで、歴史的にこれらのセクターがそうであったという事実に基づいてこれらの3セクターを推奨しているのだということです。
このHDVを自分のPFの30%を占めるように調整していきたいと思います。