シュミレーションがいっぱい!「積立投資のすべて」を読みました。
こんにちは、ひねぷーです。
星野秦平氏の積立投資の全てという本を買って読んでみました。
自分が行なっている積立投資に関して、そもそもの理解が浅いと思い購入しました。
まだ半分の5章までしか読んでないのですが、なかなかの収穫がありました。
何も考えずに毎月定額を積立していけばよいと考えていたのですが違うのですね。
会社の確定拠出年金のセミナーでは「ドルコスト平均法!」「とにかくドルコスト平均法!」「買い付け単価が割安~!」「ハイリターンを狙うなら、アクティブファンド~」という感じだったことを覚えていますが(最後のは余計です 笑)、
メリット、デメリットもきちんと書いていました。
以下、書いてあったことをまとめ。
「投資の評価=買い込んだ口数×投資終了時の価格」
なので・・・
1、投資開始時から大幅に基準価格が下がっても口数をたくさん買い込んでいるので、
基準価格が少し上がれば黒字になる)
2、以上の理由から、投資開始時の基準価格に戻らなくても黒字化するのが早い
3、口数をたくさん買い込むことが出来る下落時は「仕込む」チャンス。
4、長期上昇相場ではパフォーマンスが一括投資と比べてすごく悪い
5、価格の上下で購入できる口数がいつも違う為、タイミングをあまり考えなくていい
6、運用を終えるときに価格が下がっているとパフォーマンスがとても悪くなる。
「終わりが大切」いわゆる出口戦略
書いてあるのは当たり前のことなのですが、すべてデータで示してくれております。
グラフになっているので視覚的にもわかりやすいです。
また、積立投資万歳ではなくて、中立の立場から、上昇相場時のパフォーマンスの
悪さもデータで検証してくれていることがなんとも親切です。
ここのところ、基準価格の上昇が続いてニンマリしていたのですが、
口数を基準に見ていくと高値になればなる程買付口数が減ってしまうので、
手放しでは喜べなくなってしまいました。
右肩上がりの相場では、積立投資は相乗以上にパフォーマンスが伸びない。下げてからの回復力はあるが、代わりに右肩上がりの相場では、投資効率を犠牲にしている。リスクを抑えた投資方法である分、リターンも抑えられてしまうのだ‣・・「積立投資」のメリットデメリットを理解したうえで、自分が出来る運用方法のなかから、柔軟な戦略を練ってもらいたい。P83より
ただ、淡々と積立をするのが基本の基本と理解しているのですが、パフォーマンスを上げるために何かできることがないかと思案中です。
とにかくグラフが多いです!笑